おおらかに横たわる『手』。
何かを優しく包み込むような掌の膨らみ、
何かをつかむような力強さ・・・
天に向かう『手』。
凛と、スクっと伸びる真っ直ぐなライン、繊細な指先・・・
本展でのテーマでもある『手造りの手』。
一点、一点、様々な表情を持っています。
人の手の力は、素晴らしいと思います。
感性と熟練の融合から、人の手は、様々なものを生み出すことができます。
また、人の手自体にも、様々なものを表現する力があると信じます。
有松啓介
人の手から生まれるものは
「物質」でありながら
その「人の手の温もり」を帯びています。
だからこそ、一段と愛着を覚えたりするのかもしれません…。
ベンガラの素となる「ローハ」を溶かし込み
発色するグリーンが美しい作品の数々…
子供たちの笑い声がたえない夏休み
「夏」をテーマにした作品の数々…
表面に施された模様が目にも涼しい「サザ波」シリーズの器…
今回は硝子の「手」を中心とした最近作のオブジェや
普段使いの食器や酒器、花器などなど
様々な作品が一堂に会しています。
この機会にぜひご高覧頂けましたら幸いです。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
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※会期:~2015年8月2日(日) 〈最終日は午後5時まで〉
※有松氏在廊予定日:7月30日(木)・8月2日(日)