週が明けここ数日の心地よいお天気。
今週は気温も上がるようで
春の陽気です♬
そんな、暖かで柔らかな初春の光を浴びて煌めくのが
内田守さん、中村敏康さんによる
ガラス作品の数々です。
内田守さんは
イタリアンテクニックと呼ばれる
レースや、ムリーニ、インカルモといった
技法を織り交ぜた作品を制作されています。
色数の豊富さとそのデザインは
見る者を魅了します。
眺めれば眺めるほどに
繊細な世界に引き込まれてしまいます。
中村敏康さんは
器の表面をカットして磨き上げていくことで
模様を施してゆきます。
私たち日本人になじみの深い『切子』です。
模様の複雑さや、
古典柄から生まれた新たな文様…
カットの深さや仕上げの仕方で
様々な見え方をする作品の数々。
硝子という素材の特徴でもあり魅力の一つは
やはり、
ー光を透すー
ということではないでしょうか。
光が注ぐ角度によっても
透す光の種類によっても
時間帯によっても
違った一面が現れます。
本展は
そのような硝子の「美」、「表情の豊かさ」を
あらためて感じられる展覧会です。
この機会にぜひご高覧いただければ幸いです。
みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
内田守LACE・中村CUT
GLASS EXHIBITION
※会期:~2017年2月19日(日) 〈最終日は午後5時まで〉
光を透す素材だからこそ
その、影もまた美しい・・・