昨晩の十五夜はお天気に恵まれた倉敷、岡山。
お月見は信仰の対象である 「月」 に
収穫への感謝を奉げるお祭りとして古くから楽しまれてきました。
今夜のスーパームーンを前に
昨日の月もとても明るく、大きく、
煌々と町を照らす様は
何かを祈らずにはいられない
そんなオーラとパワーを放っていました。
みなさまの町はいかがでしたか?
今日は、それに加えて五節句のひとつである
『 重陽の節句 』です。
現代では祝われることが少なくなっているこの節句ですが
古来では五節句の中でも 「9」 という一番大きな数字から
とても大切にされていたそうです。
邪気を払い長寿を願う 『重陽の節句』。
あらためて、日本人の奥深さを再確認の一日です。



現在開催中の展覧会、
若杉聖子 展 『アクガレ』。
『アクガレ』とは
和泉式部の歌に出てくる古い言葉だそうで
今の『憧れ』を意味します。
『憧れ』。
それは、先に述べた信仰の対象に通ずるところがあります。
美、
儚さ、
強さ、
曇りなき白、
若杉さんの作品を眺めていて浮かぶ言葉は
『憧れ』そのものです。



この機会にぜひご高覧いただけましたら幸いです。
『 アクガレ 』
ココロに響く言葉です。


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※会期:~2014年9月15日(月・祝) <最終日は午後5時まで>