
昨日降り続いた雨から一転、
今日の倉敷は最高のお天気に恵まれた一日に。
11月も半ばとは思えないほど
温かく清々しい陽射しと風・・・
七五三で美観地区を訪れるご家族連れも多く見受けられます。

さて、工房IKUKOでは昨日より3年ぶりとなります
李 英才/マルガレーテンヘーエ工房の手仕事 展
を開催致しております。
韓国ご出身の李英才氏。
釉薬の勉強のためドイツに留学され
現在に至るまで30年あまり、この地で制作を続けられています。




バウハウスの理念に基づき1924年に創設された
マルガレーテンヘーエ陶芸工房のディレクターを務める李さん。
「器は人の暮らしに奉仕するモノ」
という信念のもと職人の方々と共に手掛ける食器の数々は
東西の空気が混在し
シンプルさの中に心地よい温かみを帯びています。


日本は特にそうですが韓国でも用途に応じて
形や色を組み合わせて楽しむ器選びが主流です。
一方、ヨーロッパでは同じデザインの食器が一揃い
食卓に並ぶことが多いです。
先に述べたように両者の文化が融合して生まれた器を前にすると
何を盛ろう・・・
あのお料理にはこの色のプレートかな?
と想像力を掻き立てられます。
釉薬のバリエーションは6種類


この機会にお楽しみ頂ければ幸いです。


「工房もの」と呼ばれる食器の数々に加え
本展では李さんご自身が轆轤を挽いて薪窯で焼かれた一点ものもご覧いただけます。
轆轤目や複雑な釉薬の表情が目をひく作品です。
お誘いあわせの上ぜひぜひお出かけください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
※会期:~2015年11月23日(月・祝) 【16日(月)休廊日】