まるで海の底のような・・・
ある日の空のような・・・
深く複雑な、青とも緑とも言いがたい「色」。
坩堝の中でガラスが溶ける
ほんの少しのタイミングの違いで
変化する「色」。
普段、自然の中で目にする「色」も
一言では言い表せませんが
横山さんの硝子がもつ「色」もまた同様…。
福岡県飯塚市にお生まれになった横山さんは
現在、故郷である飯塚で制作されていらっしゃいます。
今から約40年近く前、
倉敷ガラス・小谷真三氏の硝子と出会い
そこから、小谷氏に師事。
その、倉敷の地での個展は今回、5年ぶりとなります。
また、当ギャラリーでは初の個展ということで
新作から、以前取り組まれたお仕事まで
横山さんの歩みが一堂に会した展覧会となりました。
朝コップ お嬢様のお名前から名付けられたコップ
香水瓶などの蓋物は、
ちょっと傾いだ首や蓋が愛らしく
そのあどけない形がお人形のようにも見えたり…
定番のクリアなコップも
ひとつひとつ「顔」があり
ぴったりな一点を探して、
手に取っていくと
「この子だ!!」
と、出会えた時には
ついつい、にんまりしてしまいます。
ぜひ、この機会にご高覧頂ければ幸いです。
みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
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※会期:~2016年6月5日(日) <最終日は午後5時まで>