岡田多恵 Okada Tae
硝子/パートドヴェール
1976 岡山に生まれる
1999 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラスコース卒業
2001 高岡クラフト展入選
2010 岡山県美術展県展賞
清水真由美 Shimizu Mayumi
焼物/練り込み
1970 千葉に生まれる
1990 武蔵野美術大学短期大学部専攻科陶芸コース卒業
1997 滋賀県陶芸の森にて制作
1998 金沢卯辰山工芸工房に在籍
2002 国際陶磁器展美濃審査員特別賞
お二人での展覧会は今回が初めてということで
会期初日は、お二方揃っての在廊となった本展。
素材も技法も異なる作品を前に
お互いのお仕事をとても熱心に興味深くご覧になっているのが
とても印象深く、制作話に花が咲きました。
岡田さんの取り組まれているパートドヴェールは
古代技法のひとつで
ガラスの粉と色硝子の粉を絵具状にしたものを
型につめ焼成して出来上がります。
原形づくり、型づくり、絵付け、焼成、磨き・・・
多くの工程を経て生まれる作品の数々は
とても複雑で華麗で、その世界に引き込まれてしまいます。
清水さんが取り組まれている錬り込みのお仕事もまた
息をのむ緻密さと、無限の「色」が織りなす模様は
見る者を魅了します。
粘土に顔料を混ぜていき一色、一色、
色の違う材料づくりにはじまり
その色を混ぜては棒状に伸ばし
それを輪切りにすることで、その断面に模様が生まれます。
その模様のパーツを
ひとつずつ丁寧に器の形に並べていき
形を整え、焼成し完成します。
しかしこのように
多くの言葉を並べても
やはり、百聞は一見に如かず。
この機会にお二方の手仕事を直にご覧頂けたら嬉しいです。
お誘いあわせの上、ぜひぜひお出かけください。
※会期:~2016年7月3日(日) <最終日は午後5時まで>