穏やかなお天気が続いております。
全国的に、今年は桜の開花も少し早いとか…。
固い蕾が膨らみ始めると
なんだかウキウキしてきます。
さて、工房IKUKOでは先週末より
塗師/赤木明登さんによる漆器展を開催しております。
立ち姿が凛と美しい瓶子は
一点一点、そのラインが異なり
また、塗りも
紙子黒、赤、本朱、茜、暁、曙と様々。
赤木さんの天廣皿や、お弁当箱、椀に
会津の蒔絵師、八木由紀子さんが蒔絵を施した作品の数々…。
大胆にデザインされた菊や、橘、桐などの紋様。
赤と黒の対比に思わず目を奪われます。
また、黒地に黒の蒔絵は
まるで黒繻子の帯に、黒の絹糸で刺繍を施したかのような
地と紋様の質感の違いが粋な空気を醸し出しています。
古銀と名付けられたシリーズは
使い込まれた金属器ののような風合いがとても渋く
盛るお料理の色を一段と引き立たせてくれます。
定番の椀や、皿、鉢
現在取り組まれている新作を含め
約300点の作品が一堂に会しました。
この機会にぜひ
ご堪能頂ければ幸いです。
みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
今週末は赤木さんもこちらに在廊され
18日(日)には
「倉敷と二十一世紀における民藝とは」と題し、大原美術館学芸課長でいらっしゃる柳沢さんとともに
対談をして頂きます。
こちらもぜひご参加頂ければ嬉しいです。
二十一世紀民藝 刊行記念
赤木明登 展※会期:~2018年3月21日(水・祝) <19日(月)休廊日>※赤木氏在廊予定日:3月17日(土)・18日(日)