太陽の温もりが心地良い秋晴れの空の下
美しく煌めくのは
千葉県在住の内田守さん、
福岡県在住の中村敏康さん、
ご両名による硝子作品の数々です。
レースガラス/内田守さん カットガラス/中村敏康さん
によるコラボ作品
レースとカットという、それぞれの硝子の装飾技法を
ご堪能頂ける貴重な展覧会でございます。
ヴェネツィアで考案されたレースガラス。
ケーンと呼ばれるガラス棒を何本も組み合わせ出来上がるレース棒。
そのレース棒を何種類も組み合わせ、本物のレースさながら
華麗な模様を生み出すイタリアンテクニックの一つです。
内田さんは日本でそのレースガラスを始められた草分け的な作家のお一人です。
内田さんのレースは、多色使いが特徴的で
ガラスの「色」を「絵具」と表現され
鮮やかで美しい世界を展開されていらっしゃいます。
光によってその見え方を変える、硝子ならではの美をぜひお楽しみ下さい。
ガラス工芸技法の一つであるカットガラス。
日本では切子と呼ばれ、
古くは江戸時代から薩摩切子や江戸切子など親しまれてきました。
回転する砥石に器を押し当てながら、紋様を彫り込み装飾をしていきます。
中村さんは、この技法を用い
古典柄や、現代的な柄を織り交ぜながら様々なオリジナルの紋様を
生み出していらっしゃいます。
伝統に倣い、新たな切子の可能性を開拓されていらっしゃる中村さん。
美しいデザイン、丁寧な手仕事をぜひお楽しみ下さい。
今回ご出展頂いております作品を
工房イクコのオンラインショップにてご紹介させて頂いております。
合わせてご高覧頂けましたら幸いです。
内田守 × 中村敏康
硝子二人展
LACE & CUT WORKS
※会期:~2021年10月31日(日) <最終日は午後4時まで>