『人形展ーむかし、むかし... Once upon a timeー vol.25』 開催です

初夏の様な陽気かと思えば冬の様な寒さと寒暖を繰り返して変化する日々。みなさまはいかがお過ごしでいらっしゃいますか？体調など崩しやすい時ですので、どうかくれぐれもご自愛下さい。
さて、工房イクコでは明日より人形展　むかし、むかし...Once upon a time vol.25が始まります。
桜の便りが近づく季節、恒例のお人形展です。お雛に代わり、端午の節句にちなんだ作品やアンティークの鎧兜・五月人形飾り、「むかし、むかし...」のタイトルにもあります通りむかし話、おとぎ話などをテーマにした作品の数々が一堂に会します。
創作人形や細工物などは8名の現代作家さんが今回の展覧会の為に素敵な新作を制作して下さいました。
岡馬公子さん作／端午の節句の猫

小河原幸枝さん作／短冊額『愛』


河村千里さん作／一寸法師


京谷安子さん／『トラをも従えうるたくましい子どもであってほしい！』


久保田のり子さん作／ピンクのぶたちゃん

さかいゆきみさん作／騎馬武者


福山まりさん作／ミノムシの女の子のリース

増田としこさん作／五月の男の子

古い縮緬の生地やアンティークのレースなどを用いて

素材の質感を生かした衣裳や表情を表現されていらっしゃいます。

味わい深く温かみ溢れる作品に出会えるひととき、ぜひお楽しみ下さい。

お雛に比べて目にする機会は少ないですが

美術工芸的にも素晴らしいものが今に残る「五月飾り」。

鎧兜、武者人形、御所人形、鯉幟などなど...

端午の節句の始まりは、

季節柄、疫病の流行しやすい旧暦の五月に

邪気を祓い息災を願う事だったそうです。

中国から日本に伝わった後、

その行事に用いられた「菖蒲」が転じて、「勝負」に通じ

男児の誕生を祝い、健やかな成長を祈念するようになりました。

季節の変わり目を大切にする日本ならではの風習。

今も、昔も、子に願う思いは変わらず受け継がれています。

貴重なアンティークの品々、ぜひこちらもお楽しみ下さい。

みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

人形展　むかし、むかし...Once upon a time vol.25

※会期：2022年3月26日(土)→4月3日(日)　<3月28日休廊日>